おせちに欠かせない黒豆。
おせちに入れるのにはちゃんと理由があって、「まめに(よく)働き、まめ(健康)に暮らせるように」という意味があるんです。
今は、スーパーなどで黒豆煮を売っているので、これを買ってくるのも良いのですが、自分で煮ることができたらいいですよね。
でも、黒豆を煮るって、かなり手間暇がかかります。
なのに、手作りした黒豆を味見してみたら、
「固い!」って、がっかりしたり困ったりしたこと、ありませんか?
そこで、黒豆が固いとき『煮直し』をして柔らかくする方法をご紹介します。
目次
黒豆が固い!その原因は?
黒豆を煮るのは、難易度が高く、コツがいると言われます。
中でも多い失敗例が、出来上がりが固い、しわが寄ってしまう、というものです。
ここでは、黒豆が固いときについて見ていきたいと思います。
黒豆の出来上がりが固いとき、その原因としては、
- 豆が古い
- 煮る時間が足りない
- 炊く前に前に十分水に浸けていない
が考えられます。
まずは、黒豆を買う時に、収穫時期などの日付をよく見て、
できるだけ新しい豆を買いましょう。
また黒豆は、炊く前に、しっかりと一晩くらい、水や煮汁に浸けておきます。
黒豆を煮る時間の目安としては、鍋の保温性にもよりますが、4時間~7時間は必要です。
黒豆が固い!『煮直し』で柔らかくできる?
黒豆の出来上がりが固いとき、煮直しをすると柔らかくなります。
ポイントは、
- 少量の重曹を加える
- ごく弱火でじっくり煮る
ことです。
重曹はアルカリ性の性質なので、繊維を柔らかくしてくれます。
しかし重曹を入れ過ぎると味が悪くなるので、適量を守ってくださいね。
煮汁が十分にある場合は、そのまま、
ごくごく弱火で2時間ほど煮直しをしてみてください。
煮汁が少ないときには、熱湯を足して煮直しましょう。
このとき水を入れてしまうと、急激な温度の変化により、今度は黒豆の皮がしわしわになってしまいますから、ご注意を!
煮直してもまだ固い!食べる方法はある?
煮直しをしてもまだ固い場合は、豆が古かったと諦めるしかありません。
しかし手間暇かけて煮た黒豆ですから、捨ててしまうなんて勿体ないですよね。
そのような時、どうしたらよいでしょうか?
少し固い程度なら、豆大福や寒天ゼリーにしてみてはいかがでしょうか。
また、黒豆をレンジで温めると少し柔らかくなります。
パンケーキやパウンドケーキに入れたり、蒸しパンに乗せたりして、美味しく頂きましょう。
食べにくいほど黒豆が固い場合には、フードプロセッサーで細かく砕いてペースト状にして、お菓子やお料理にアレンジすると良いですよ。
黒豆を使ったお料理やお菓子のレシピはたくさんあるので、いろいろチャレンジしてみてくださいね。
まとめ
黒豆は、味付けをした後では『煮直し』ができないと言われていますが、大丈夫なので諦めないでくださいね。
まずは、黒豆を煮る前に、固くならないポイントを押さえておきましょう。
それでも出来上がりが固い場合には、(1)少量の重曹を加えて、(2)ごく弱火でじっくり、『煮直し