ご家族のためにキャラ弁を作り続けるママさん。
あなたにとって、失敗作とはなんですか?
キャラ弁を作れば作るほど、満足な出来映えの日もあれば、なんだかうまくいかなかった日もあるでしょう。
しかし、あなたが失敗作だと思ったキャラ弁も、他の人から見れば大成功、とても上手くできている、と評価されるかもしれません。
キャラ弁でどれほどの完成度を目指すかは人それぞれだからです。
ただし、お弁当を開けた人が何のキャラクターかわからないものや、見た目はいいけれど食べにくいようなものは、失敗作と言わざるをえないですね。
難易度が高いキャラクターの特徴や、元ネタに似せるためのポイントを知っておけば、失敗作になるのを回避することができるかも。
今日は、私の過去の失敗作を例にご説明していきます。
目次
1. 下絵がうまく描けないキャラは必ず失敗作になる
キャラ弁を丁寧に作る場合、まずは下絵を描くところから始めます。
「下絵の段階でうまく描けないキャラクターは、キャラ弁にした時にも難易度が高い」ということを覚えておいてください。
例えば、アンパンマンは、小さい子でも上手に描くことができますよね。
丸い顔に、チョンチョンと目鼻をつければいいのです。
こういうキャラクターは、お弁当にするときも比較的簡単です。
逆に、複雑なアウトラインのキャラクターは、少しバランスが崩れただけで印象が変わってしまいます。
ミッキー・ミニーを始めとするディズニーのキャラクターは、立体的に表現しようとすると、どれも難易度高め。
下の写真は、私が作ったデイジーです。
下絵がうまく描けず、きちんとデザインが決まらないまま作り始めた結果、このとおり微妙な仕上がりになってしまいました。
アヒルのような、河童のような・・・。
いずれにしてもデイジーとは言いがたく、ちょっと変なかんじです。
下絵がすんなり描けなかったネタは、作り始める前に、潔く諦めた方がいいですね。
ちなみに、ディズニーキャラクターは、ツムツムバージョンで作れば簡単です。
2. キャラの「色」を再現すれば失敗作になりにくい
キャラ弁作りには、キャラの「色」をきちんと再現することがとても重要。
なぜなら、お弁当の蓋を開けた人が、何のキャラクターか考える際に、色が手助けしてくれるからです。
例えば、赤地に白の水玉模様があれば、顔がなくてもミニーマウスをイメージできます。
全く同じ汽車の形でも、水色ならトーマス、緑色ならパーシーですよね。
私が作ったある日のキャラ弁です。
映画「ファインディング・ドリー」を観た後だったので、ドリーをネタに選定。
ところが、当日の朝に、青いデコふり(ご飯に色をつけることを目的としたふりかけ)がないことに気づいたのです。
やむなく紫を使った結果がこれ。
青と黄色の体がドリーのトレードマークなのに、これでは何のキャラクターかわかりませんね。
キャラ弁で鮮やかな青や紫を表現したい場合に、そのまま使える食材はほとんどありません。
デコふりの他、かき氷シロップのブルーハワイ、紫芋パウダー、ナス漬けの汁などを使えば、青色のパーツを作ることができますが、いずれの方法も少し面倒です。
キャラ選びの際は、表現しやすい色で構成されているかどうか、注意して見て下さい。
元ネタの色がきちんと再現できれば、失敗作になりにくいです。
3. キャラ作りに没頭しすぎはNG!食べにくいものは失敗作
キャラ弁作りに熱が入ってしてしまうと、それが「食べ物」であることを忘れがち。
完成度を上げることも大事ですが、食べる人のことを第一に考えましょう。
「おじゃる丸」のサブキャラクター、子オニのトリオの中から、キスケを作った時のことです。
黄色のキャラを作る時によく使われる薄焼き卵。
普通の薄焼き卵だとすぐに破れてしまうので、少し小麦粉を混ぜて焼くのがポイントとのこと。
参考書どおりにうまく作れたと思っていましたが・・・幼稚園に通う我が子は、この弁当を残して帰ってきました。
破れにくい小麦粉入り薄焼き卵と、中身のケチャップライスを一緒に食べるのが難しかったようです。
写真を見ると、ご飯の量も普段より多くなってしまっています。
例えば、大人気のミニオンズキャラ弁などは、トリオを全員作りたくなってしまいますよね。
キャラ弁としては見栄えがいいですが、栄養や味のバランスはどうでしょうか。
キャラ作りに没頭しすぎて、食べる人を第一に考えないと、独りよがりのお弁当になってしまいますので気をつけましょうね。
いかがでしたか?
キャラ選びや、初期構想の段階で、失敗作になるリスクを排除しましょう。
また、完成度が高くても、食べる人のことを考えていないお弁当は失敗作です。
作りやすく食べやすいものが一番。
楽しくキャラ弁作りを続けていきましょうね。