お盆やお正月休み、ゴールデンウィーク、連休など、帰省をしたり旅行に行ったりする方は多いですよね。
お子さんのいる方も、両親にお子さんを会わせたり、お子さんにいろいろな体験をさせたりしたいと思っていらっしゃるかと思います。
そんな時の移動手段は、自家用車や新幹線、飛行機など様々ですね。
選択肢の一つとして、高速バスを考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、高速バスに1歳のお子さんを連れて乗ることについて、情報をまとめてみました。
目次
そもそも高速バスに1歳の子供と乗ることはできる?
電車や新幹線は、乗り換えが多くなることが多いので、乳幼児を連れて乗るのは大変ですよね。
飛行機も、空港まで高速バスに乗らなければならない場合もあり、いっそ高速バスで移動したいと思う親御さんもいるでしょう。
では、そもそも高速バスに1歳の子供と乗車することは可能なのでしょうか?
バス会社によって規定は異なるようですが、特に制限は設けられておらず、乗車すること自体は可能です。
1歳の子供の料金は?
料金は、やはりバス会社によって異なりますが一般的には、
- 子供料金(6歳~12歳未満[小学校入学前の6歳児は幼児扱いです]):大人料金の半額
- 幼児(1歳~6歳未満):基本無賃。幼児の人数が1人を超える場合は2人目から子供料金
- 乳児(1歳未満):無賃
という会社が多いようです。
ただし、乳幼児でも席を確保する場合には、子供料金を支払うことが規定されていることが多いようですね。
1歳の子どものチャイルドシートはどうする?
高速バスには、チャイルドシート設置の義務づけがありません。
したがって、バス会社で用意されていることはなく、乳幼児は基本的に親の膝の上に座らせることになります。
そのため、バス会社としては安全上の観点から、乗車をお勧めしてはいないようです。
昼行便と夜行便ではバス会社の対応は違う?
昼行便への乗車が可能でも、夜行便については、他の乗客への配慮からお断りするバス会社もあります。
夜行便では、寝て移動したい方がほとんどなので、夜泣きの恐れのある乳幼児の乗車は避けたいところでしょう。
高速バスに1歳児と乗ること自体は可能ですが…
一部、夜行便の利用を制限する例もありますが、基本的にバス会社の規定によって乳幼児の乗車が拒否されるということはほとんどないようです。
ですが、トイレがついていない車両もあり、おむつ替えのスペースがない場合もあります。
また、膝に子供を乗せる場合、前の席の乗客が座席を倒しづらくなるという問題も出てきます。
乳幼児を連れて高速バスに乗車する場合、泣いたりぐずったりすることも含めて、周囲への配慮が必要でしょう。
高速バスにどうしても1歳児と乗りたい!どんな準備をすればいい?
高速バスに1歳児を連れて乗車することは、可能なことが分かりました。
では、どんな準備をすればいいのでしょうか?
高速バスでは、泣いたりぐずったりしても、新幹線のようにデッキなどに移動することもできず、まして降車することもできません。
また、お子さんが乗り物酔いをすることも考えなくてはなりません。
これらのことを考えて、準備をしておきましょう。
おもちゃやお菓子
泣いたりぐずったりしてしまうと、あやしても泣き止んでくれないことが多いと思います。
泣きだす前に、機嫌よく過ごさせることを考えておきましょう。
お子さんのお気に入りのおもちゃやお菓子を、いろいろな種類を用意しておくといいでしょう。
ただし、乗り物酔いをするお子さんには、与える際に注意をしてください。
バスタオルなど大きめのタオル
捨ててもよい、大きめのタオルをたくさん用意しておきましょう。
乗り物酔いをしたり、飲み物などをこぼしたりしたときに、汚れを防いだり後始末に使ったりと必要になります。
また、毛布代わりに膝にかけておくと、急に戻したりした場合にもすぐ対応できていいですよ。
ティッシュ、ウェットティッシュ、ビニール袋
飲み物や食べ物をこぼしたり、戻してしまったりして、車内や備品を汚してしまうこともあります。
小さな汚れであれば、ティッシュやウェットティッシュで拭き取ることができますね。
また、ビニール袋があれば、こぼした食べ物やごみを入れたり、乗り物酔いをした時の汚物入れにしたり、何かと使えて便利です。
親子の着替え
お子さんが、乗り物酔いをして戻してしまった時や飲み物などをこぼしてしまった時、着替えがないと体が冷えたり不快だったりしますよね。
お子さんの着替えはもちろん、親御さんの着替えも少なくとも一着は持っていきましょう。
圧縮袋を利用すれば、かさばらずに持っていけますよ。
まとめ
1歳児を連れて高速バスに乗車することについて、まとめてご紹介しました。
乳幼児を連れての移動は、近くでも大変なものです。
まして、長い時間降りることも車内で移動することもできない高速バスでは、いろいろ不測の事態も起きると考えておかなければなりません。
なので、1歳のお子さんを連れての高速バスの利用は、あまりお勧めできないというのが、今回の結論です。
どうしても利用せざるを得ない場合には、本記事を参考に、「し過ぎかな?」と思うほど準備をして、覚悟もして利用してくださいね。