あなたの会社では、職員同士、どんなふうに呼びあっていますか?
上司や先輩を呼び捨てにする方はまずいないと思いますが、逆に上司や先輩から呼び捨てにされているという方は、意外に多いかもしれません。
あなたは、呼び捨てにされたら嫌ですか?
それとも、気になりませんか?
また、パワハラやセクハラが何かと問題になる昨今、たとえ部下でも後輩でも、呼び捨てはパワハラじゃないのでしょうか。
今回は、会社で呼び捨てにされるのは嫌だという方も多い昨今の、無難な呼び方についてまとめました。
目次
会社での呼び捨て それって普通?
もし、あなたが誰かを呼び捨てにする場合、その相手はあなたにとってどんな人ですか?
たぶん、とても親しい人ではないかと思います。
逆に、あまり親しくない人を呼び捨てにはしないし、親しくない人から呼び捨てにされたら、やはり嫌ですよね。
会社での呼び捨ても、それに準じて考えるなら、「相手によりけり」ということになるのかもしれません。
ですが、昨今の感覚で言えば、会社で上司・先輩が部下・後輩に対して呼び捨てをするというのは、一昔もふた昔も前の時代の悪しき慣習ではないでしょうか。
会社での呼び捨ては嫌!と思う時
親しみを込めて部下や後輩を呼び捨てにしたいと思う上司や先輩の方もいるかと思います。
が、部下や後輩は、内心嫌だと思っている可能性が高いですよ。
では、どんな場合に会社での呼び捨てが嫌だと思っているのでしょうか。
まずは、「見下されている」「なめられている」と感じる時です。
誰でも、見下されたり、なめられたりするのは嫌ですものね。
また、あまり親しくない場合や、信頼関係が築けていない場合も、呼び捨てが嫌だと思うようです。
会社での呼び捨てはパワハラ?
昔はまかり通っていたことが、パワハラやセクハラなどの概念が周知されて、まかり通らなくなってきた昨今。
慣習的に行われている会社での呼び捨ては、パワハラになりうるのでしょうか?
通常、呼び捨てにすること程度では、パワハラにはなりません。
ですが、もし他の人は呼び捨てにしていないのに、特定の人だけを呼び捨てにしたりお前呼ばわりしたりした場合には、パワハラや差別と言われることもあります。
会社での無難な呼び方は?
結論から言うと、会社での無難な呼び方は、誰に対しても「さん付け」です。
年齢性別に関わりなく「苗字+さん」で呼ぶといいでしょう。
女性社員を「ちゃん付け」で呼ぶのは、女性差別に当たる可能性が高いので、避けましょう。
まとめ
昔は、会社で上司や先輩から呼び捨てにされるのは、むしろ当たり前のことで、「さん付け」をする会社の方が珍しかったかもしれません。
ですが、常識やマナー、時にはルールも時代によって変化していきます。
今は、学校でもいじめ防止のために呼び捨てを禁止しているといいます。
そのため、社会に出ていきなり呼び捨てにされて、嫌だと感じる若い方も多いそうです。
年齢性別に関わりなく、「苗字+さん付け」で呼び合うのが無難でしょう。