キャラ弁作りを始めたばかりのころ、作業開始から完成まで2時間以上かかりました。
タイムリミットは、娘が起きてくる6時。
ですから、まだ真っ暗な早朝4時から作り始めていたのです。
眠い目をこすりながら、キャラ作りの細かい手作業に集中するのは大変。
たとえ失敗しても、やり直している時間はありません。
パーツの切り出しから組み立てまで、すべて一発勝負の緊張感は凄まじいものでした。
娘を幼稚園へ送り出した後は、もうヘトヘトです。
1ヶ月ほどして、ようやく気がつきました。
「当日の朝にすべての作業をしようとしてはダメだ」ということに!
そう、キャラ弁作りには、前日準備が必須なのです。
朝の作業がぐんとラクになる前日準備の方法を、3ステップでご紹介します。
目次
ステップ1. キャラ弁作りはまず下絵から
私が以前に作成した、妖怪ウォッチのジバニャン弁当を例にご説明していきます。
キャラ弁作りは、下絵を描くところから始まります。
「たかがお弁当のために、そこまでしなくても!」とのご意見もあるでしょう。
でも、下絵がきちんと描けていれば、「作ってみたけど、元ネタのキャラと似ても似つかない」というような悲劇はおきません。
- まず、実際に作成するキャラごはんと同じ大きさで、紙に下絵を描きます。
絵に自信のない方は、インターネットや雑誌などから、好みの画像を借りてきてもよいでしょう。
- 下絵の上にクッキングシートを敷いて、パーツごとに分けて写し取っていきます。
ジバニャンの場合は、右下の写真のような型紙になります。
耳・舌→ハム
白目・顔の白い部分→スライスチーズ
黒目・口→海苔 で作ります。
ステップ2. キャラ弁に欠かせないチーズのカットテクニック
下絵と型紙が描けたら、チーズと海苔のカットに移りましょう。
ハムは、この2つに比べると加工が容易なので、翌朝に作業しても間に合います。
まずはスライスチーズから。
- クッキングシートに写した、パーツごとの型紙を、ハサミで切り取ります。
チーズで作るのは、白目と顔の白い部分でしたね。
型紙をスライスチーズの上に乗せ、型紙の外周を、爪楊枝でつっついて、一定間隔に穴を開けていきます。
- 一周穴を開け終わったら、クッキングシートを取り除きます。
型紙がなくても、だいたいの形が見えるようになっていますよ。
今度は、この穴と穴をつなぐように、少しずつ横に爪楊枝を動かして、アウトラインを切り出していきます。
チーズを切り取るときに、爪楊枝を一気に動かしてしまうと、裂けたり破れたりしやすいです。
①②の手順で慎重に進めてくださいね
この段階まできたら、チーズの前日準備はおしまい。
「形を切り出す」だけで、「抜き取る」のは明日にしましょう。
元どおりにシートを被せて、四角いままで冷蔵庫へしまいます。
ステップ3. 前日準備のメインとも言うべき海苔のカット
海苔は、キャラ弁の材料の中で最も扱いが難しいです。
ハサミで複雑な形を切り出そうとすると、途中で切れたり破れたりします。
また、少しでも湿気があるとクタクタになって、使い物にならなくなってしまうんです。
気持ちに余裕のない当日の朝に、のりのカットを行うのは大失敗のもと。
前日のうちに落ち着いて準備しておきましょう。
私は、なるべくハサミを使わず、海苔パンチを最大限に利用して、パーツをつくるようにしています。
今回も、ジバニャンの口を、ハサミで一度に切り出そうとすると難しいです。
上唇の部分は、パンチでできる形を組み合わせてみましょう。
どうしてもパンチで対応できない残りの部分のみ、ハサミで切り出すのです。
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もっと詳しくキャラ弁の海苔のカット方法を知りたい方はコチラから
→ キャラ弁作りのメイン作業のりカット、切り方にコツはある?~基本パーツからシルエットキャラ弁まで~
まとめ
前日準備で、下絵作成と、チーズとのりのカットが終わりました。
ここまで来れば、全行程の半分まで進んだといっても過言ではありません。
明日の朝は、デコふりをご飯にまぶして顔の形を作り、
カットしておいたパーツを乗せるだけです。
キャラ弁作りの朝の作業がぐんとラクになる、
前日の下準備、さっそく試してみて下さいね♪
さてキャラ弁を崩れないように準備することも大切です。
そんな方法を知るたい方は、コチラからどうぞ! → キャラ弁が崩れない方法は?