手間をかけて作ったキャラごはんにキャラおかず、なぜかお弁当箱の底に沈んでしまって目立たない!
そんなお悩みはありませんか?
そういう時はうまく「底上げ」することで、見栄えの良いキャラ弁に仕上がりますよ。
目次
キャラおかずを底上げする「土台おかず」を用意しよう
まず、この写真を見てください。
このお弁当の中には、ウインナーで作ったタコとカニ、卵焼きでつくったハート型が入っていますが、お弁当箱の底にぺたんと沈んで見えています。
むしろ、キャラではないブロッコリーのほうが高さがあって、なんだかおかしいですよね。
こんどはこちらの写真を見て下さい。
タコ、カニ、ハートが、ブロッコリーと同じ高さまで上がってきたのがおわかりいただけますでしょうか。
これではまだ隙間が多く完成形ではありませんが、先ほどよりはだいぶ見栄えが良くなりました。
実は、こちらのお弁当には「底上げ」の工夫をしてあります。
キャラの形をしたウインナーの下に、特別な加工をしない、土台用のウインナーを仕込んであるのです。
ハートの卵焼きの下にも、四角い卵焼きをひとつ入れています。
おかずがずれてしまわないように弁当カップを使いましたが、これだけ高さが出れば、お弁当箱のフチやお弁当カップにキャラが隠れてしまうことがありません。
お弁当にいれるおかずすべてをキャラクターにしていては時間もかかりすぎますし、下になったものは日の目を見ません。
そういった意味でも、はじめから「土台用おかず」を作っておくのがベストなのです。
キャラごはんを底上げするのは危険?どうしても目立たせたい時は?
次に、キャラごはんについてですが、そもそもトップ画像のカッパちゃんのようなキャラごはんは、あまり底上げしないほうがいいです。
キャラに高さを出すと、どうしてもお弁当のふたに近づくので、キャラの目や鼻など小さなパーツがふたにくっついてしまうのです。
また、以前にご紹介したように、キャラごはんはまん丸でコロコロした形よりも、弁当箱の底に押しつけて底面を平らにしておくほうが、弁当箱の中で転がりにくいです。
これらの理由により、キャラごはんは底上げしない、というのが私の方針です。
どうしてもキャラをもっと目立たせたい!という方には、写真のような方法をオススメします。
ご飯を薄く敷き詰めた中に、かまぼこなどで作ったモチーフを半分埋めてしまうのです。
ごはんを敷き詰めると、ある程度高さが出ますし、キャラを埋め込むことで前後左右にずれてしまうのを防げます。
キャラ弁の底上げに役立つ食材は?
今回は、同じおかずの中のひとつに「縁の下の力持ち」的な役割を持たせることで、簡単に底上げする方法をご紹介しましたが、全く別な食材を使って底上げする方法もあります。
便利なのは、フライドポテトや塩豆。
それ自体があまり水分を含んでいないこと、他のおかずに味が移りにくいことがポイントです。
また、レタスなどを敷くのもひとつの方法ですが、生野菜は細菌の繁殖が心配。
一度軽く湯通ししてから使うと良いでしょう。
(小学校の給食室では、レタスやキュウリも湯通ししているそうです。)
おわりに
レシピ本などに載っているキャラ弁はとても立体的に盛り付けられていて、あこがれてしまいますよね。
しかしあれは、あくまでも撮影用の詰め方であって、あのまま蓋を閉めることはできないはずです。
今回ご紹介した方法はシンプルですが、時間をかけずにうまく底上げする方法ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。