綺麗にできていたはずのキャラ弁、お子さんが幼稚園や旅先でフタを開けた時にはめちゃくちゃ!
そんな悲劇はなんとしても避けなければなりません。
特に、キャラの顔は絶対に崩れてほしくないですよね。
キャラ弁作りには、目や鼻、耳などの細かいパーツを固定しておくための「接着剤」が不可欠です。
とは言っても、キャラ弁は食べ物。
本物の接着剤を使うわけにはいきません。
今回は接着剤代わりになる食材ベスト3をご紹介します。
目次
キャラ弁で接着したほうがよい箇所とは?
接着剤として使える食材をご紹介する前に、「そもそもどのような場合にパーツを接着したほうがよいのか」について考えてみましょう。
カエルとアジサイのキャラ弁の写真を見てください。
このキャラ弁を持ち運ぶ場合、固定しておきたいのは矢印で示した7箇所です。
ゆかりおにぎりの上に乗せた、花型のハム3枚。
これは、接着しておかなければ確実にとれてしまうでしょう。
また、カエルの顔を形成している、チーズとのりでできた目、そしてハムのほっぺも、平らでない不安定な場所に乗っています。
こちらもしっかり固定しておかなければなりません。
私は、「異なる食材が接しており、いずれか(または両方)の表面が平らでない場合」には接着剤をつけるようにしています。
上の写真で言うと、カエルの目の部分の、のりとチーズの間には接着剤をつけなくても大丈夫です(どちらも平らなので密着させることができます)が、チーズとごはんの間はデコボコなので、接着する必要があると考えます。
キャラ弁の接着剤代わりになる食材その1「マヨネーズ」
キャラ弁の接着剤として最もメジャーなのはマヨネーズです。
その理由は、主に次の3つでしょう。
まず、「どこの家庭でもたいがい常備していること」。
キャラ弁のためだけに特別な食材を用意するのは面倒ですが、マヨネーズならいつでも冷蔵庫にあるのではないでしょうか。
次に、「色が透明に近いこと」。
マヨネーズは、くっつけたい食材の中心部分にちょこんと乗せるのがコツですが、万が一はみ出してしまっても透明に近いのでそれほど目立ちません。
(ちなみに、食材にマヨネーズをつけた後に爪楊枝を使ってのばすと楽チンです。)
最後に「他の食材との味のバランスがよいこと」。
キャラ弁の材料としてよく使われる、チーズやハム、トマト、きゅうり、ごはんなどと相性が良い調味料です。
この3点を抑えていれば、他の食材でもかまわないのですが・・・これ以上のものはなかなか見つかりませんね。
キャラ弁の接着剤代わりになる食材その2「パスタ」
マヨネーズとは違ったアプローチで食材同士をくっつけてくれるのがパスタです。
たとえばウサギのキャラ弁を作る場合を想像してみてください。
顔をおにぎりで作り、そこにかまぼこの耳をつけようとすると、顔パーツと耳パーツの接地面が小さいです。
このような場合、マヨネーズを使ってもうまくいきません。
そんな時はパスタを使い、パーツの中にボルトのように差し込むとつなげることができます。
乾麺の状態のパスタを使っても食べるころには柔らかくなっているので、そのまま食べられます。
食べるころまで硬さを保っていてほしい場合は、少量の油で揚げパスタにしてから使えばOK。
ポリポリとした食感になりますよ。
キャラ弁の接着剤代わりになる食材その3「水溶き片栗粉」
マヨネーズは、キャラ弁の接着剤としては王道なのですが、卵アレルギーなどが理由で使えない方もいらっしゃると思います。
そのような時は、水溶き片栗粉を試してみてください。
片栗粉1に対して水は0.5以下に抑えます。
液状になっているギリギリの水の量がベストです。
食材の水分をきっちりと拭き取ってから、水溶き片栗粉のできるだけ濃い部分(上澄みのほうは避けます)を塗って密着させてください。
少し乾くとくっついています。
おわりに
貼り付けるタイプのマヨネーズと水溶き片栗粉、つなげるタイプのパスタをご紹介しました。
この他にも、アイデア次第で接着剤代わりになる食材はたくさんあるでしょう。
適材適所に用いて、あなたのキャラ弁を最高の状態に保ってくださいね。