職場で経験を積むと、だんだん後輩の指導を任されるようになりますね。
後輩を指導する中で、泣かれてしまったことありませんか?
「そんなに厳しくしたつもりはないのに」と、戸惑ってしまいますよね。
そこで、職場の後輩が泣く理由と泣かれてしまった時の対処法についてまとめてみました。
目次
職場で泣いたことある人は意外に多い
基本的には、職場で泣くのはよくないことだと誰もが考えていますし、すぐ泣く後輩には、先輩として困ってしまいますね。
イラっとしてしまうこともあると思います。
ですが、職場で泣いたことがある人は、実は少なくありません。
ある調査では、6割の人が職場で泣いたことがあると答えています。
指導をしたら泣く後輩に困ってしまう先輩にも、泣いたことや泣きそうになった経験があるのではないでしょうか。
職場で後輩が泣く理由
職場で泣いたことがある人の、泣いてしまった理由で多いのは、理不尽な仕打ちを受けたときと仕事上で自分の無力さを感じてしまったときのようです。
例えば、上司が気分屋で理不尽に怒られた時や、仕事でミスをしてしまった時、思うように仕事の結果が出せない時、などですね。
職場で後輩が泣く理由も、こんなところにあるのではないでしょうか。
指導する先輩にも、「そういえば」と思い当たることないですか?
職場で後輩が泣く どう対処すればいい?
では、職場で後輩が泣いてしまった時、先輩としてどう対処すればよいでしょうか?
落ち着いて冷静になる
まずは、自分が落ち着き、冷静になりましょう。
後輩も、職場で泣くのはよくないことだとわかっているはずですから、責めたりしても仕方ありません。
では、自分が落ち着いたところで、具体的にどう対処すればよいでしょうか?
静かな場所に連れていく
人から見えない場所や会議室など、静かな場所に付き添って連れていき、少し休ませてあげましょう。
その場にいると、泣いている当人が周囲の好奇の目にさらされることになりますし、一方で周囲にも動揺を与えます。
また、泣いている本人はパニック状態にあるので、落ち着くまで休ませてあげる必要があります。
落ち着くまで待つ
「気持ちが落ち着いたら、話を聞くよ」と穏やかな口調で声をかけた後、少し離れて背を向けるなどして、泣いている本人を注視しないようにしてあげるとよいでしょう。
この時も、焦って急いで対応しないよう、自分が落ち着きましょう。
話は丁寧に聞く
本人が落ち着いてきたら、話をじっくり聞いてあげます。
泣いた理由がどんなに幼稚に思えても、その場で指摘するのはやめましょう。
まずは、本人の話に頷きながら、話し終えるまで丁寧に耳を傾けてあげてください。
間違いを正そうとしない
じっくり話を聞いた後、本人も落ち着いていたとしても、本人の良くない点を指摘したり、ダメ出しをしたりするのは、やめておきましょう。
人前で泣いてしまうというのは、感情をコントロールできていない状態です。
すぐには、指摘されたことを受け入れられないと考えた方がよいでしょう。
まとめ
職場で泣く後輩を、幼稚だとか甘えているとか、非難したり切り捨てたりするのは簡単ですが、それでは根本的な解決になりません。
仕事が忙しく、ついイラっとしてしまうかもしれませんが、深呼吸してひとまず落ち着きましょう。
また、泣いてしまう後輩はメンタルが弱いと考えて、長期的な視点を持ってメンタルを強化する指導を少しずつしてあげることが必要です。
大変かと思いますが、ゆっくりじっくり育ててあげてくださいね。