あなたの職場に、昼休みに仕事する人っていますか?
ネットなどを見ていると、「いるいる!」って言う方が、多そうですね。
では、そういう人を、どう思いますか?
ネット上でも、「休憩時間なのだから、休憩するべき」「人それぞれの過ごし方でいい」など、意見が分かれているようです。
そこで、昼休みに仕事する人がどう思われているのか、調べてみました。
目次
昼休みに仕事する人の事情
さて、どこの職場にも一人はいそうな、昼休みに仕事する人ですが、なぜ昼休みを返上して仕事をしているのでしょうか?
事情や理由は、人それぞれのようです。
残業したくない/できない
残業せずに、定時に帰りたい人にも、それぞれ事情があります。
例えば、ジムに通ったり趣味に時間を使ったり、プライベートの時間を楽しむ人もいますね。
一方、子育て中の女性などは、保育園のお迎えとか、夕食の支度などの家事とか、仕事の後にもしなくてはならないことがたくさんあります。
残業したくない、ではなく、できないんですよね。
仕事が終わらない
新人や、逆に仕事ができる人は、昼休みを返上しないと仕事をさばききれない場合があります。
新人の場合は、まだ仕事の要領がよくなかったり、分からない事があったりして、仕事が時間内に終わらない場合が考えられます。
一方、有能な人には、仕事が集中してしまう場合があります。
どんなに有能な人でも、過剰な仕事を就業時間内で終わらせることは難しいですよね。
新人の場合は、仕事に慣れてくれば能率もよくなり、昼休みを返上する必要がなくなるでしょう。
ですが、一部の人に仕事が集中するのは、会社側が人手を増やすなど対策をしないと、個人ではどうすることもできませんね。
仕事がしたい
仕事がしたい、というワーカホリックな人もいるかもしれません。
また、昼休みを持て余して、仕事しかすることがない人もいるようです。
昼休みに仕事する人がいると困る理由って?
昼休みに仕事する人がいると困る、と言う人は、ネット上にも多いですね。
では、昼休みに仕事する人がいると、何が困るのでしょうか?
会社が困る?
実は、まず会社が困るんです。
労働基準法34条第1項には
使用者は、労働時間が6時間を超える場合においては少なくとも45分、8時間を超える場合においては少なくとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない
とあり、同第3項には
使用者は、第1項の休憩時間を自由に利用させなければならない
と定められています。
休憩は労働者の権利ですが、その権利を保護するため、法律で一定の労働時間に対して一定の休憩時間を与えることを、会社の義務としているのです。
ですので、もし本人が好きで昼休みに仕事をしていても、労基署に「休憩を取らせていない会社」と判断されてしまうのです。
同僚が困る
職場に昼休みに仕事する人がいると、休憩が取りにくくなりますよね。
別に自分は悪くないのに、なんだかいたたまれない気持ちになってしまいがち。
また、上司が昼休みに仕事していると、「先に休憩してもいいのかな?」と気を使ってしまいますよね。
あとは、仕事の音や気配でゆっくり休めない、読書などの気が散る、などもありますね。
意外と、同じ職場に昼休みに仕事する人がいると、同僚は困っていることが多いようです。
昼休みに仕事する人 どう思われている?
昼休みに仕事する人がいると、実は「実害」があることをご紹介しました。
では、昼休みに仕事する人は、同僚や上司からどう思われているのでしょうか?
ネットで声を拾ってみました。
休憩が取りづらいので迷惑
まずは、上述したように、仕事する人がいるとゆっくり休憩を取れないので困る/迷惑という意見が多いですね。
昼休みには、昼食後もおしゃべりを楽しむ人も多いですが、仕事をする人がいると、何となくおしゃべりもしにくくなりますよね。
また、昼寝をしたりして、しっかり休憩したい人には、仕事の音や気配は邪魔でしかありません。
仕事ができない人?
本来、就業時間内に終わらせるべき仕事を終わらせられない人、と見られているかもしれません。
実際に仕事の要領が悪いのならともかく、「仕事ができない人」と思われるのは本意ではありませんよね。
やることがない?
せっかくの昼休みですから、それぞれ、おしゃべりしたり、昼寝をしたり、スマホを見たりして過ごす人が多いですよね。
そんな時間にわざわざ仕事をしていると、「やることがない人」と思われているかもしれません。
付き合いが悪いとか、無趣味だとか、そんな風に思われている可能性がありますね。
アピール?
「仕事やってる感」を醸し出す人っていますよね。
そういう人は、「それってアピール?」と思われているかもしれません。
まとめ
休憩時間の過ごし方は自由なのだから昼休みに仕事をするのも自由、という考え方の人もいます。
それはそれで理解できますが、上述のように休憩を与えるのが会社の義務なので、その点には留意しておきたいですね。
また、同僚も内心迷惑だと思っていたり、仕事ができない人と思われていたり、昼休みに仕事する人は、あまりよく思われていないようです。
昼休みにしっかり休憩したほうが午後からの仕事の能率も上がりますから、昼休みはリフレッシュの時間にした方がよいようです。