読書感想文の書き方 小学校低学年から高学年まで、それぞれのコツ

読書感想文 夏休みの宿題
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読書感想文

夏休みや冬休みなど、長期のお休みの時に宿題として出ることが多い読書感想文。

苦手意識を持っていらっしゃるお子さんも多いのではないでしょうか。

また、小学校低学年のお子さんがいきなり読書感想文を書くのは、意外とハードルが高いものです。

そこで、読書感想文の書き方のコツを、小学校低学年、中学年、高学年に分けて、簡単にご紹介したいと思います。

こちらの記事を参考に、親御さんからアドバイスをしてあげてみてくださいね。

目次

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読書感想文の書き方の流れ

読書感想文

読書感想文を書く前に、どのような流れで書いていけばよいかを掴んでおきましょう。

大まかな流れとしては、

  1. 本を選ぶ
  2. 本を読む
    • 付箋(ふせん)とメモを活用する
    • テーマを読みとる
  3. 読書感想文を書く

となります。

本を選ぶ

まずは、読書感想文を書くための本選びです。

本選びのポイントは、以下の3つです。

  • お子さん自身が、興味を持てるジャンルの本
  • ページ数が多すぎない本
  • お子さん自身が、直感で「読みたい」と思えた本

本を読む

読書感想文は、本の中で印象に残った場面や言葉を織り込み、それについてどう感じたかや考えたかを書いていくものです。

ですが、本をただ読んでしまうと、本の中の大切な文章や言葉、あるいは感じたことを覚えておくのは難しいですね。

そこで、付箋とメモを活用しながら読んでいきます。

印象が強かった場面や、本のストーリーが変化する場面などに付箋を貼り、メモには、付箋を貼った場面について感じたことや考えたことをメモしていきます。

本は二回以上読むことをおすすめします。

一度目はメモなどをせずに読み、二度目に付箋やメモを使いましょう。

読書感想文を書く

読書感想文の構成は、大きく分けると

  • 書き出し
  • 中心部分
  • まとめ

となります。

書き出しの部分では、その本を選んだきっかけなどを書きます。

中心部分には、付箋やメモでまとめたことを元に、感じたこと、考えたことを書いていきます。

最後に、本を読んだ全体的な感想をまとめます。

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読書感想文の書き方 小学校低学年(1年生・2年生)はワークシートを活用しよう

書き方

まず、低学年のお子さんの場合、すぐに読書感想文を書くことは難しいと思います。

また、付箋やメモもお子さん自身で活用するのは難しいでしょう。

そこで、親御さんが一緒に本を読んであげて、本の内容について、お子さんとたくさんお話をしてみましょう。

この時、ワークシートを活用すると、読書感想文が書きやすくなりますよ。

ワークシートとは

ワークシートは、「はじめ」「なか」「おわり」に分かれていて、幾つかの質問に答えていくことで、読書感想文に書くことが分かりやすくまとまって行くツールです。

「読書感想文 書き方 小学校 ワークシート」で検索するとたくさんの画像がアップされていますので、ダウンロードするなどして、活用するといいと思います。

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読書感想文の書き方 小学校中学年(3年生・4年生)は感想文の中心となることを決めてから書く

小学校

物語のあらすじに沿って順に書くのではなく、まず、読書感想文の中心となることを一つか二つ決めてから書き始めると良いでしょう。

中心にすることが決まれば、「はじめ」「なか」「終わり」という構成で感想文を書きます。

「はじめ」には、本を読んだきっかけや読む前の自分の気持ちや生活などを、400字詰め原稿用紙の半分くらいで書きましょう。

感想文の中心となることを「なか」の部分に書きます。

原稿用紙2枚程度にまとめましょう。

「終わり」には、本を読む前と後で自分の考えがどのように変わったかなどを、原稿用紙半分くらいにまとめます。

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読書感想文の書き方 小学校高学年(5年生・6年生)は本の主題や作者が訴えたかったことについて書く

読書感想文

読書感想文は、読んだ人の素直な感想を書くものですが、小学校高学年になると、本の主題や作者が訴えたかったことについて考えることが大切になります。

主題や作者が訴えたかったことについて、自分なりに考え、これを自分の主張点とします。

感想文の大まかな構成は、「序論」「本論」「結論」とするとまとめやすいと思います。

「序論」は、読む人の興味を引くような書き出しを工夫して考えましょう。

本を読む前の自分の考え方や主人公との違いについて、または、自分の主張点を書きます。

「本論」では、自分の主張点を詳しく説明したり、自分の考えを深く掘り下げたりして、まとめていきます。

「結論」では、自分の主張点を書き、本を読んだことで自分の考えがどう変わったかや、今後の生活にどう役立てていくか、などを書いて全体をまとめます。

「序論」は400字詰め原稿用紙半分程度、「本論」は原稿用紙2枚程度、「結論」は原稿用紙半分程度にまとめましょう。

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まとめ

基本的に、読書感想文の構成は「書き出し」「中心部分」「まとめ」の三部構成とすると、書いていきやすいと思います。

【ワークシート】と【付箋&メモ】が、読書感想文を書くときのキーアイテムです。

低学年では、親御さんが一緒に本を読んであげて、ワークシートを活用すると良いでしょう。

中・高学年では、付箋とメモを活用すると、何を感想文に書けばいいかが自然にまとまってくるでしょう。

こちらの記事が、お子さんが読書感想文を書くサポートになれば幸いです。

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