指先やつま先の末端が、ひどく冷えている方は、手足がなかなか温まりにくく、しもやけなどにもなりやすく、女性の冬場の悩みの一つですね。
これは、『末端冷え性』と呼ばれています。
また、手先が冷たいと、例えば介護や育児の時、お世話をする相手の肌に触れる時に、気になることもありますよね。
そこで、手先の冷えが気になる時の対策についてまとめてみましたので、参考になさってくださいね。
目次
『末端冷え性』の主な原因
『末端冷え性』は、体は温まっているのに体の末端である手足の先だけが温まらずに冷えてしまう状態を指すとされています。
『末端冷え性』だと感じている方の多くが、体を動かしたりして体温が上がっても手足は温まりにくいという感覚があるそうです。
『末端冷え性』の主な原因は、血行が良くないことだと言われています。
血行が悪くなることに関係が深いと考えられているのが、筋肉です。
筋肉量が少なかったり、筋肉の動きが小さかったりすると、血の巡りが悪くなって『末端冷え性』の原因となると言われています。
手先の冷えが気になる時の対策
手先が冷えていると、細かな作業がしにくかったり、他の人の肌に触れることがためらわれたり、いろいろと困った場面が出てきますね。
そこで、自分で簡単にできる、手先の冷えが気になる時の対策をまとめてみました。
特に道具を必要としないものばかりなので、急いで手先を温めたい時や、思いついた時などにやってみてくださいね。
手湯
洗面器などに40℃前後のお湯を張り、お湯の中に手を浸します。
5~10分ほどで、手がじんわりと温まってきます。
コップにお湯を入れて、指先を浸けるだけでも温まりますので、オフィスなどではコチラを試すと良いですね。
手の運動
手を少し動かすだけで、効果があります。
グーパー運動
ただ、手をグーパーするだけです。
グーをする時には、親指を中に入れぎゅーっと握り締めます。
パーにする時には、指が反るほど思い切り、手を開きます。
これを何回か繰り返すだけ。
ぶらぶら運動
手の力を抜いて、手首をぶらぶらさせます。
指先を挟む
爪の両脇を反対の指で摘み、摘まれた手の親指で指の腹を押さえます。
指で摘む→親指で指の腹を押さえる→指で摘む→親指で指の腹を押さえる、と交互にプッシュしましょう。
人差し指から始めて、10秒くらいずつ刺激します。
親指の付け根のマッサージ
手足の冷えを感じた時に試してみてください。
親指の付け根に、反対の手の親指を置きます。
人差し指の骨の下側に親指を潜り込ませるように当てます。
指の間を刺激する
手の甲側、人差し指から小指の、指の股(指間穴;しかんけつ)を反対の手の親指と人差し指で挟みます。
少し強く押したり、引っ張ったりします。
手を組んで刺激する
人差し指から小指までの第一関節のところで、指先を掌の内に入れるように、両手を組みます。
親指は蓋をするように上で閉じ、指先を軽く押しあって刺激します。
まとめ
手先が冷える『末端冷え性』の原因と簡単にできる対策についてまとめました。
手先が冷えるな、と思った時やリラックスタイムなどのちょっとした時間でできることばかりですので、いろいろ試して、自分に合った方法を見つけてくださいね。