家族や友人と楽しみたいレジャーのひとつ、潮干狩り。
春めいてきた3月から梅雨が明けて夏らしくなってきた7月まで楽しむことができます。
特に、昼間に潮が引いてレジャーに行きやすい時期のゴールデンウィークが最も人気を集めています。
皆で採った貝、持ち帰っておいしく食べたいですね。
しかし貝はなまもののため、どうやって持ち帰ったらよいかお悩みの人も多いはず。
そこで今回は、長時間の移動でも安心な持ち帰り方をご紹介します。
潮干狩り、しっかりとした用意で長時間の持ち帰りもばっちり
せっかく潮干狩りで採った新鮮な貝、万全の状態で持ち帰りたいのなら事前の用意が必要です。
特に長時間の移動ならクーラーボックス、発泡スチロールの容器、保冷バッグなどの保存容器が欠かせません。
しかし、遅くても2時間以内に帰宅できるなら、ビニール袋やバケツでも大丈夫です。
ただし貝が窒息したら困るので、袋の口はしっかり締め過ぎないようにしましょう。
貝の入った容器は、直射日光が当たらないようにしてください。
暑いのはもちろん、冷やしすぎても貝が弱ってしまいます。
20~15℃くらいを目安にしてください。
自然な状態にいるのと同じくらいの温度になれば十分なので、保冷剤はひとつ用意すれば大丈夫でしょう。
もちろん氷や、凍らせたペットボトルでも大丈夫です。
このとき貝と保冷剤が直接触れないように注意しましょう。
また、帰りに貝を包むように新聞紙があると便利です。
帰るときの一工夫
持って帰ってみたら実は食べられない貝だった、と言う場合もあります。
死んだ貝が混ざっていると、嫌な臭いが広がったり他の貝が傷んでしまったりします。
そのため、死んだ貝は帰る前に取り除いておきましょう。
死んでいる貝の特徴は以下の3つになります。
- 貝が割れている
- 刺激を加えても半開きのままになっている
- 貝同士がぶつかったときの音が鈍い
海の中の汚れや菌がそのまま付いている場合があります。
海で付いた菌は真水に弱いので、持ち帰る前に真水で洗っておくと安心です。
きれいに洗って新聞紙でくるめば、万が一落としたりしても周囲を濡らしてしまう心配がありません。
その日の夜に貝を食べたいという場合は、海水又はあらかじめ用意しておいた塩水で帰りがけに砂抜きをすることができます。
戻した砂を吸い込まないよう容器を底上げし、海水などを入れれば砂抜きができます。
ただし、移動中の揺れで貝が砂を吐かない場合もあります。
結局家でも砂抜きをしなければならない場合もあるので、急ぎでなければ帰ってからやるのがおすすめです。
持ち帰った後にも気をつけたい、潮干狩りで持ち帰った貝を長持ちさせる方法
水や室内の温度でも異なりますが、3日程度なら冷蔵庫で保存できます。
毎日きれいな塩水に入れ代えましょう。
冷凍保存もできます。
その場合はしっかりと砂抜きを行い、食べるときはそのまま調理してください。
身だけで冷凍する方が場所もとらずおすすめです。