春の味覚と言えば筍です。
筍の香りや触感を楽しむと、ようやく春が来たことを実感しますよね。
そんな筍をより長く保存し楽しむ方法があれば知りたいですよね?
筍の保存方法にはいろいろな種類があります。
そのやり方について紹介します。
筍の短期保存方法は?
筍を1週間保存するには、水に漬ける方法をおすすめします。
筍は時間がたつほど、硬くなり絵組が出ます。
下茹でした筍を、水を張ったプラスチックのお弁当箱などの保存容器にいれ、冷蔵庫で保存します。
毎日水変えが必要です。
筍の長期方法は?
筍の長期保存方法には、
- 塩漬けや冷凍
- ビン詰めによる保存
- 干し筍など
のほかにもいろいろありますが、
ここでは、
- 塩漬け
- 冷凍
- 瓶詰
- 干し筍
の4つの保存法についてやり方をご紹介します。
塩漬けのやり方
- 糠でゆでて、筍のあく抜きをします
- 筍をざるで水気を切ります。
- 筍を半分に割り、密閉容器の底に塩を敷きます
- 3にタケノコの内側を上にしてかぶせていきます。
- 内側の隙間にも塩をしっかり詰めていきます。
- 塩でまわりを覆って行きます。
塩はたっぷりのふんだんに使ってください。
この方法だと、1年は必ず持ちます。
夏場常温でも問題ないですが、心配な方は冷蔵庫に入れて下さい。
塩漬けしたたけのこを使う方法は、うすめの食塩水につけて丁度いい塩辛さにまで塩抜きします。
ここで注意してほしいのは、真水を使わないこと。
真水を使ってしまうと、塩分とともにうまみも流れ出てしまいます。
※この工程を「呼び塩」といいます。
冷凍保存の方法
- 下ゆでした、たけのこを薄切りにします。
鍋に だし汁 300㏄ 、酒 大1、うす口しょうゆ 大1、みりん 大1、塩 小1/3を入れて火にかけます。
たけのこを加えて落しぶたをし、弱火で20分ほど煮含めます。 - 1が冷めたら、水けをきり、1度に使う量に分けてラップに包み、袋 に入れて冷凍保存します。
使う場合は必要な分だけ取り出し、ラップのまま自然解凍か、電子レンジ(500W)で100gあたり40~50秒温め半解凍し、使います。
おすすめの使い方は、たけのこごはんや五目ちらし、うどん、そば、パスタ、茶碗蒸しなどです。
筍を干して保存する方法
http://flcps.exblog.jp/iv/detail/?s=20023890&i=201407%2F22%2F56%2Fa0254656_17575793.jpg引用
- 糠で筍を茹であくを抜きます。
- 筍を好みの形で薄くスライスします。
この時、筍の中に白い粉ようなものは、「チロシン」という、うまみ成分であるアミノ酸の一種です。 - 薄くスライスした筍を天日でカラカラになるまで、しっかり乾燥させます。
- 完成
食べる時は、水で1時間くらい浸けてからつかいます。
水につけた後、良く水洗いし、新しい水と筍を鍋に入れて水から茹でます。
瓶詰による保存方法
- 糠で下茹でした筍をよく洗います。
糠などをしっかり落とします。 - 瓶に筍を入れ、水をビンいっぱいに入れます
- 瓶は1時間ぐらい放置します。
水が濁ってきたら、水を替えます。
澄んだ状態にします。 - 瓶の蓋まで完全に浸かる深鍋に水を張ります。
- 3の瓶のふたを軽く締め(強く締めないこと蓋がずれない程度に)、鍋に瓶を入れて火にかけます。
- 沸騰してから中火で40~50分煮ます
- 瓶を鍋から取り出し、蓋をあけて小さじ1杯の酢を入れます。
お湯が満杯ではなかったら、沸騰した湯を足して蓋をしっかり閉めます。 - 瓶をさかさまに立てて、室温まで冷まします。
冷めた後に、普通に立てた時、蓋がちょっとへこんでいることを確認します。
減圧になっているようならOK。
成功すれば1年間保存できます。
保存は、直射日光が当たらない常温のところで置きます。
まとめ
- 1週間で食べきるのであれば、した茹でした筍を水につけ冷蔵庫で保存する。
- 長期保存をするなら、塩漬けや冷凍、ビン詰め、干し筍がある。
春にしか取れない筍に少し手を加えることにより1年間、楽しむことができ、夏にたけのこご飯や冬に筍の煮物など、好きな時に筍を楽しむことができるようになります。
今の旬の時期、筍をたくさん手に入れ、いろいろな方法で保存してはいかがですか?