夏なると登山などのアウトドアが盛んになりますよね。登山をするときに欠かせないアイテムにレインウェアがありますが、お手入れが大変…。やり方がよくわからない…。なんて方のために、洗濯やお手入れの仕方をまとめてみました。
目次
意外と知らないレインウェアの汚れ
登山で使うレインウェアは、洋服とは違い使う頻度は少ないから、そんなに洗濯しなくていい。
なんて思っている方いると思いますが、それは大きな間違いです。
登山などで使用したレインウェアは、表面に付いた泥など目に見える汚れ以外にも、
汗による皮脂や塩分・日焼け止めやファンデーションなどもあるのです。
意外とレインウェアは1回使うでけでも汚れが溜まるのです。
登山をする方に聞いたところ、レインウェアを洗濯する頻度は
一番多かったのが『年に何回か』という答えでした。
汚れてから…では遅いレインウェアを洗濯するタイミング
目に見えて汚れているなと思うときや、防水・撥水が効かなくなってきたから
洗濯をするということは、実はかなりの汚れが溜まっている証拠なのです!
洗濯をすると生地が弱くなり、防水・撥水機能が低下してしまうのでは?
というのは大きな間違いです。
逆に洗濯をせずにいる方が生地を傷め、機能も低下してしまいます。
一番ベストなタイミングは『使うたび』です。
先程も説明したように、一回の登山で汚れがかなりついていますので、使ったら洗濯してあげましょう。
レインウェアの正しい洗濯方法と長持ちさせる秘訣
①まずは洗濯表示タグを確認しましょう。
レインウェアの内側にある洗濯表示タグを確認してください。種類によっては洗濯機が使えないものもあるので、その場合は手洗いになります。
②洗濯機に入れる
この時に注意する点がいくつかあります。
●ファスナー→負荷による破損を防ぐためにすべて閉めてください。
●ベルクロ→生地が引っかかってしまうのを防ぐために全て閉めてください。
●収納フード→洗剤の残りが無いように取り出して広げてください。
●コード類→汚れ落ちのムラやシミを防ぐために全て緩めてください。
③合成洗剤で洗濯する。
よりおすすめするのがぬるま湯で洗うと汚れもよく落ちます。(お風呂の残り湯なんかを使うといいでしょう)
洗濯石鹸は汚れが落ちにくいので合成洗剤かレインウェア専用の洗剤があれば安心して洗濯できます。
④十分にすすぐこと
防水素材は水を通しにくく、すすぎの効果が弱いですので、標準の2倍はすすぎをおこなってください。
※生地に洗剤が残ってしまうと撥水機能が低下してしまう恐れがあります。
●注意●
脱水はしないこと!→防水素材のレインウェアを脱水すると生地が水を通しにくいので、遠心力が大きく洗濯機にかかるので故障を誘引する恐れがあります。
⑤乾燥のコツ
洗濯表示を確認して、乾燥機が使える場合は撥水の機能維持や、
シミの予防にもなるので乾燥機で乾かすことをおすすめします。
●乾燥機が使えない場合●
乾燥機が使えない場合は、生地は絞らずに軽く押して水気を切るようにして、風通しの良い日陰で干してください。
※紫外線は生地にダメージを与えてしまいます。
自然乾燥させた後に、撥水機能のを保つために、アイロンを中温で、当て布をしてください。
★洗濯にプラスして、撥水剤・撥水スプレーをするだけで、長くレインウェアを使うことができます。
『レインウェアには熱を(アイロンやドライヤー)加えると撥水性が回復し長持ちする』
撥水アイテムと組み合わせるとより良いので、覚えておくといいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
意外と知らないレインウェアの洗濯・お手入れ方法を、今回はご紹介いたしましたが、
知らなかった・やっていなかったという方は、ぜひ試してみてください。
そして、皆さんが登山やアウトドアを、安心して楽しんでいただけたら嬉しいです。