天神祭とは、祭神・菅原道真公の命日にちなんだ縁日で、日本各地の天満宮(天神社)で催されます。
これら各地の天神社で行われる天神祭の中で、大阪天満宮を中心として大阪市で行われる天神祭が有名ですね。
ここでは、『日本三大祭り』の一つとして数えられる大阪の天神祭について、2017年の日程と穴場情報などのほか、由来などについてもご紹介したいと思います。
ちなみに、『日本三大祭り』のあと二つは、京都の祇園祭と東京の神田祭です。
目次
天神祭の由来と行事
上に書いたとおり、祭神・菅原道真公の命日にちなんだ縁日が、天神祭。
大阪の天神祭は、大阪天満宮が鎮座した2年後、天歴5年(951年)6月1日より始まったと伝わる、非常に歴史のあるお祭りなんですね。
当時の祭事は、大川(旧淀川)から神鉾を流して、流れ着いた場所に設けた祭場で、禊祓を行うというものでした。
これが、鉾流神事(ほこながししんじ)の元となり、祭場に船で奉迎したことが船渡御(ふなとぎょ)の起源となっていると言われています。
現代では、6月下旬の吉日から7月25日までの約1ヶ月間に、様々な行事が執り行われます。
7月25日の本宮の夜には、大川に多くの船が行きかう船渡御が行われて奉納花火が上がり、その他には、鉾流神事、陸渡御などの神事があります。
天神祭 2017年日程 いつからいつまで?どんな行事があるの?
さて、今年2017年の天神祭の日程はどうなっているでしょうか。
まだ、詳細は出ていません。
例年6月下旬の吉日からということですが、今年は6月24日(土)と30日(金)が大吉なので、予想としては、6月24日(土)からではないかと思いますがどうでしょう?
6月下旬吉日の『装束賜式』に始まる天神祭は、約1ヶ月にわたり、神事やイベントが続きます。
が、天神祭の本番は、7月24日(月)の宵宮(よみや)と25日(火)の本宮です。
宵宮では、早朝4時に『一番太鼓』が打ち鳴らされ、祭が始まり、クライマックスには鉾流神事が執り行われます。
本宮では、夏大祭に始まり、陸渡御、船渡御と続き、22:00に宮入・還御祭が行われて終わります。
そして、船渡御の水上パレードに合わせて、奉納花火が盛大に打ち上げられるのです。
天神祭2017 奉納花火日程・時間と穴場&アクセス情報
2017年の日程はまだ公表されていないのですが、2016年は、2016年7月25日(月)の19時から21時頃まででした。
2017年も、おそらく同様の日程・時間に開催されると思われます。
大阪天満宮の公式HPをチェックしてみてください。
ただ、花火は、荒天の場合は中止になるので、当日は是非にも良い天気になってもらいたいですね。
奉納花火の場所 屋台はどこに出る?穴場は?
奉納花火の打ち上げ場所は、毛馬桜ノ宮公園と川崎公園(造幣局前の川岸付近)の二か所です。
この二か所は大川を挟んで対岸同士で、それぞれに特色のある花火が、計4,000発も打ち上げられます。
川崎公園では文字仕掛け花火が行われるので、打ち上げ花火ととともに楽しむには、毛馬桜ノ宮公園に行きましょう。
毛馬桜ノ宮公園では、屋台も出ますので、花火を楽しみながら屋台の食べ物に舌鼓を打つのもいいですよね。
ただ、人気の場所なので、場所取りは午後の早い時刻から行かないと難しいです。
また、大川に架かる橋の上から、川面のきらめきと花火を一緒に楽しむのも素敵です。
が、打ち上げ場所に近い源八橋、桜宮橋、川崎橋などは、非常に人気のスポットのため、大混雑をします。
混雑を回避できる穴場は、さらに北にある都島橋です。
間近で迫力のある花火を楽しみたいなら、大阪アメニティパークがおすすめです。
桜ノ宮公園の打ち上げ花火の会場と川を挟んだ向かい側に当たるので、間近で打ち上げられる花火の迫力を楽しむことができます。
奉納花火 アクセス&交通規制情報
【川崎公園】
造幣局前の川岸付近になります。
大阪城北詰駅より徒歩約14分
【毛馬桜ノ宮公園】
JR東西線大阪城北詰駅またはJR環状線桜ノ宮駅より、それぞれ徒歩約10分
【大阪アメニティパーク】
JR大阪環状線桜ノ宮駅西口より徒歩5分またはJR東西線大阪天満宮駅1番出口より徒歩7分
【交通規制】
7月24日と25日には、天満宮周辺に交通規制が布かれますので、ご注意ください。
2016年の物ですが、交通規制の地図のPDFがこちらで閲覧・ダウンロードできます。
おそらく2017年も同様の規制がかかると思われますので、参考にしてみてくださいね。
まとめ
天神祭の奉納花火は、川面を照らす船渡御の篝火の灯りと天空を覆う雄大な花火が楽しめる、幻想的なイベントです。
是非一度は見ておきたいですよね。
人気のイベントだけに、大変な混雑が予想されます。
お手回り品や安全に留意して、美しい花火を楽しんでくださいね。