春のレジャー、潮干狩りに行かれる方もいらっしゃるでしょう。
たくさん採れたら、おみそ汁や酒蒸しにして味わいたいですよね。
でも、潮干狩りで採ってもスーパーで買ってきても、あさりを料理する前には、砂抜きをしなければなりません。
ですが、通常の塩水での砂抜きでは、少なくとも2~3時間かかりますよね。
それを、なんとたった5分で、しかも通常の砂抜き方法よりしっかり砂抜きできる方法があるんです。
目次
あさりの砂抜き 通常の方法と時短の方法、何が違う?
砂抜き、と聞くと、「時間がかかるなあ」と思ったり、「砂が残ってて、じゃりっとした」経験があったり、「面倒」というイメージがありますよね。
そこでまず、通常のあさりの砂抜き方法を簡単にご紹介します。
塩水を用いるあさりの砂抜き方法
あさりの砂抜きに必要なのが、海水程度の塩分濃度の塩水ですが、これは塩分3.5%の塩水に相当します。
例えば、300gのあさりの砂抜きをする場合、水300mlに9~10gの塩を用います。
あさりはバットなどに重ならないように並べ、塩水でひたひたになるようにして、スーパーで買ったものなら最低2~3時間、潮干狩りのものなら一晩つけておきましょう。
50℃のお湯を用いて、5分で砂抜きする方法
通常の砂抜きでは、非常に時間がかかりますので、5分でできる時短砂抜き方法を、ご紹介しましょう。
用意するのは、約50℃の熱めのお湯のみです。
50℃のお湯にあさりをつけ、5分間置きます。
よくもみ洗いをしてお湯を捨てたら、蛇口からぬるま湯を流しながら3、4回揉み洗いをします。
以上です。
包丁を使って貝をこじ開ける砂抜き方法
これは、漁師さんがやっている方法ですが、潮干狩りをした後すぐに食べたい時やバーベキューなど、外でお湯が準備できない時に重宝します。
まず、まな板の上にあさりを立てて置き、貝の口のところに包丁(果物ナイフでも可)を当てて押しあけます。
開いた口に水道水を流し入れて洗います。
不安定な場所でやると危ないので、怪我をしないように十分注意してくださいね。
失敗しない!あさりの時短砂抜き方法のコツ
さて、簡単にできる時短砂抜きですが、失敗しないために幾つかのコツがあります。
温度計なしでも50℃のお湯は用意できる
50℃のお湯を用意しましょう、となると、温度計なしでは準備できないと思ってしまいますが、大丈夫。
まず、お湯を沸かして沸騰させ、このお湯に同量の水道水を混ぜれば、約50℃~55℃のお湯が簡単に準備できます。
熱すぎるお湯はNG
お湯の温度は、きっかり50℃である必要はありませんが、熱すぎるお湯だと貝が開いて出汁が出てしまいます。
前項のやり方で、およそ45℃~55℃程度のお湯を準備しましょう。
どうしても開かないあさりは
茹でたり蒸したりしても、どうしても口を開かないあさりが、たまに混じることありますよね。
これらの開かないあさりは、調理する前に既に死んでいたもので、鮮度に問題があったと思われます。
腐敗が進んでいて食べると食中毒を起こす可能性があるので、食べずに捨てましょう。
まとめ
何かと忙しい現代ですから、料理も時短できると助かりますよね。
お湯を使う時短砂抜き方法は、簡単なうえに、身が縮みにくくなって味が良くなりますから、忙しい人には嬉しい裏技です。
ちなみに、あさりの旬は産卵を控えた2月~4月と9月~10月です。
旬の身の肥えたあさりを、より美味しく簡単に味わうために、時短砂抜き方法を活用してくださいね。