梅雨入り

うっとうしい梅雨が近づいてきました。

空梅雨だと、農作物に影響が出たりしますから困りますが、かといって、じめじめとした梅雨の時期は、どうにもうっとうしいですよね。

以前は毎年、気象庁が『梅雨入り・梅雨明け宣言』を出していましたが、現在は「梅雨入り(梅雨明け)したと見られます」というように、梅雨に入った(明けた)ことを知らせています。

が、残念なことに、これはあまり当たらないのですよね。

そんな梅雨入り・梅雨明けをかなり正確に知らせてくれる植物があるってご存知でしたか?

梅雨入り・梅雨明けを知らせる植物 梅雨葵

梅雨入り

梅雨葵(つゆあおい)は、タチアオイの別名です。

タチアオイはアオイ科の多年草で、学名はAlthaea roseaといい、古くから薬草として用いられてきた植物です。

ガーデニングなどで栽培されている方も多く、見たことのある人が多いと思います。

草丈は1~3mで、直立した茎の下から順に上の方へと咲いていきます。

ちょうど梅雨入りの頃に咲き始めて、茎のてっぺんの花が咲くと梅雨が明けることから、昔から『梅雨を知らせる植物』とも言われ、『梅雨葵』の別名があるのです。

ガーデニングをされる方によると、かなり正確に入梅、梅雨明けを知らせてくれるのだとか。

タチアオイがどのようにして梅雨の時期を知っているのかはわかりませんが、自然って本当に不思議ですよね。

自然をよく観察して、気候や天気を知る手がかりとしてきた、昔の人の知恵もまたすごいと思います。

梅雨葵ことタチアオイは、どんな植物?

梅雨明け

前項の通り、タチアオイはアオイ科の多年草で、日本には古くから薬草として渡来したと言われています。

花がとてもきれいなので、園芸用に様々な品種改良がされてきており、一重や八重、花色も赤、ピンク、白、紫、黄色など多彩です。

日本では『梅雨葵』という別名のほか、『花あおい』とも呼ばれています。

北海道の一部では、『コケコッコ花』『コケコッコー花』などとも呼ばれるそうです。

これは、花びらの根元が粘着質で、引き抜いた花びらを顔などにつけて鶏を真似て遊ぶことができるからだとか。

面白いですね!

ちなみに、タチアオイの花言葉は、「平安」「単純な愛」「熱烈な恋」「威厳」「高貴」「大きな志」「大望」「野心」「率直」。

丈高い茎に綺麗な花が咲き誇る様子は、確かに威厳があり、高貴な感じがしますね。

また、大望や大きな志という花言葉は、空へ空へと伸びているような背の高さからきているのかな、と思います。

率直というのは、まっすぐに伸びたその姿からの連想でしょうか。

これも、昔の人々が、身の回りの自然をよく観察していた証でしょうね。

まとめ

昔、私の実家の花壇にも母が植えたタチアオイがありましたが、寡聞にして梅雨を知らせる花とは知らず、そんなふうに見たことがありませんでした。

お庭や通勤・通学路などにタチアオイが植えられていたら、是非、梅雨を知らせる花として、開花を観察してみてくださいね!