口内炎

何かの拍子に口の中を噛んでしまった。
それがいつの間にか立派な口内炎に…
といった経験をしたことありませんか?
子供からお年寄りまで、老若男女問わず、この不快な痛みに悩んでいる方は多いようです。
口内炎には、その原因と正しい対処法があります。
ためしてガッテンで得た情報をもとに、様々な角度から口内炎について考えていきましょう。

口内炎ができる原因

口内炎

口内炎は口中の細菌によっておこる炎症

なんと、人の口の中には、びっくりするほどたくさんの細菌(常在菌)が住みついています。
うっかり誤って口の中を噛んだりして傷ができると、この細菌が傷口から侵入して炎症(口内炎)を起こします。ですが、たいていの場合は傷が出来たところで、普通に治ってしまいます。
普通に治ってしまうはずの傷が口内炎になってしまう。これにはまた別の原因があります。

唾液の分泌が少ないと口内炎に

たくさん住みついている細菌も、通常は唾液によって洗い流されています。
洗い流されていれば、最近が傷口に侵入するという事はありません。ですが、何らかの理由で唾液の分泌が減ると、洗い流されない細菌が傷の中に入り込みます。
では、どうして唾液の分泌量が少なくなるのでしょう

唾液の分泌量が減る要因

人はストレスを感じると、唾液の分泌量が低下します。またカラオケで何時間も歌い続けたり、声を上げてしゃべり続けたりすると、やはり唾液の分泌量は減ります。
風邪をひいたときや花粉症で鼻が詰まると、口呼吸になります。これも口内の乾燥につながり、唾液の分泌が足りないのと同じ現象になります。

傷が出来たわけでもないのにできる口内炎の原因

魚の骨が刺さったわけでも、口の中を噛んだわけでもないのに口内炎になる。このタイプの口内炎は、内部で出来た潰瘍です。
口の粘膜は新陳代謝でいつも入れ替わっています。疲労やストレスなどで免疫力が低下すると、新陳代謝が上手く行われずに、粘膜の表面が荒れます。悪化すると潰瘍となり、ここに細菌が入り込みます。あとは傷が出来たときと同じように炎症を起こします。

薬で口内炎は簡単に治る?

口内炎薬

ステロイド系塗り薬

病院で処方される口内炎の塗り薬は、ほとんどがステロイド系です。
また、薬局で売っている口内炎薬の一部にも、ステロイド系があります。
これは白血球が細菌と闘う力を抑え、痛みを和らげます。殺菌するのではなく、つらい痛みを緩和させる対症療法として使われます。痛くてご飯も食べられない…といった時には有効ですが、殺菌することはできません。

殺菌・消炎成分を配合した塗り薬

薬局でよく売られている口内炎の塗り薬です。
患部を殺菌・消毒することで、口内炎を治すとされています。しかし、これはあくまで局所ケアに過ぎず、口内全体に作用が及ばないため、これだけでは効き目を実感できない人もいます。

飲み薬

口内炎はビタミンB2の欠乏によって起こる…とよく言われます。普段の食生活でビタミンB2が摂取できていないと、口内炎が出来やすくなります。
そういった人にはビタミンB2を配合した飲み薬は確かに有効でしょう。
しかし、実際専門家が血液検査をして調べたところ、
『ビタミンB2の欠乏から口内炎になった』
という人は、全体の10~20%にとどまるそうです。それ以外の人が飲み薬を飲んでも、口内炎には効き目がないと思われます。

口内炎を根本から治すには、これらの薬だけでは不十分だといえそうです。
では、どうやったら口内炎をしっかり治すことが出来るのでしょうか?
それには、意外にも簡単な方法がありました。

ためしてガッテン流 口内炎を早く治すには〇〇〇

うがい

口内炎をすぐに治したい、そんな時に有効な対処法は『ブクブクうがい』です。
殺菌・消毒作用のある、うがい薬を入れた水でうがいすることで、最も早く口内炎を治すことができます。
ためしてガッテンの実験では
『うがい薬(洗口液)を入れた水で20秒間ブクブクうがいを3回繰り返したところ、口中の細菌を10分の1程度に減らすことが出来た』
『その効果が3時間以上持続した』

そうです。
細菌の数を減らし、細菌の繁殖を抑制することが、口内炎対策のすべてと言えますね。
ただ、すでに口内炎が出来て痛みがあるようなときは、うがい薬でうがいすることで細胞にダメージをあたえることがあります。そのようなときはうがい薬でうがい→さらに真水でうがい、というやり方でケアしてください。
塗り薬を使う際も、先にこのうがいをしておくことで効果に違いが出てきます。

普段の生活から口内炎を予防しよう

食生活

口内炎が出来てしまってからの治し方はうがいが有効ですが、これは予防にもなります。
うがい薬でのブクブクうがいを習慣にすることで口内炎を予防すれば、不快な痛みともサヨナラできますよね。
それ以外では日頃の食生活にも気を配りたいものです。
治療薬にも使われるビタミンB2ですが、レバーやウナギ、イワシ、乳製品などに多く含まれます。
そのほかには粘膜を丈夫にするビタミンとして、ビタミンB6、ビタミンC、カロテンがあります。どれも不足しないようにしっかりと摂取しましょう。
・ ビタミンB6…レバー、魚の赤身、ナッツ類、バナナ
・ ビタミンC…イチゴ、アセロラ、ブロッコリー、ジャガイモ、ピーマン、野菜や果物一般
・ カロテン…ニンジン、かぼちゃ、ほうれん草などの緑黄色野菜
バランスの良い食生活が、口内炎予防に一役買ってくれるのは間違いありません。
それでも不足する栄養素があるときには、サプリメントをプラスするのも良いでしょう

まとめ

対処法

口内炎が出来てしまうと、何を食べても飲んでも美味しくありません。話をしていても突然襲い来る痛みに、ついついしかめっ面、これでは全く楽しくないですよね。
口内炎の原因から対処法、予防について説明してきましたが、参考になったでしょうか?
普段から気を付けておくことが大事だとわかっていてもついつい…
そんな時には『うがい薬でのブクブクうがい』を思い出してくださいね。
まずは炎症がひどくなる前に対処!を心がけるようにしましょう。