絵馬

学生時代、合格祈願で絵馬を書いたという人もいるでしょう。
合格祈願だけでなく、恋愛成就成就や家内安全など
いろんな願い事を書いて奉納する絵馬。

神社に行くと当たり前のように置いてありますが、
由来や起源について考えたことはありますか?

私は、特に気にしていなかったのですが、
ふと気になったので
由来や起源について調べてみることにしました。

そもそも絵馬って何?

絵馬
絵馬について知らない人はいないと思いますが、
簡単に説明したいと思います。

神社やお寺などで、
お願い事をする時にお願い事を書いたり
お願い事が叶った時に
感謝の気持ちを書いて奉納する木の板が絵馬です。

「馬」と言う漢字が使われていますが、
絵馬に描かれているのは馬の絵だけではありません。
神社やお寺によって違い、
その年の干支やその神社やお寺に由来する物が描かれている場合もあります。

形は関東と関西で違うんですよ。
関東は絵馬に屋根を付けていた名残で、
家の形をした五角形です。
しかし、関西は屋根を付けていなかった事や
五角形にする意味がないことから長方形となっています。

私は、九州方面の出身ですが
絵馬は長方形でした。
五角形の絵馬は、格式のある神社にあるんだって
思っていたんですが地域によるものだったんですね。

絵馬の始まりは奈良時代

絵馬
古来、日本では神様は馬に乗って
人間の世界へ降りてくると考えられていました。
その為、奈良時代は神様にお願い事をする時は
「神馬(しんめ)」と呼ばれる馬を奉納していたんです。

しかし、お願い事をするたびに馬を用意するのは負担が大きく
庶民は馬を奉納する事が出来ません。

そこで、木や紙、土で馬の像を作って奉納するようになり
しだいに馬の絵を描いた木の板を奉納するようになりました。
これが絵馬の始まりとされています。

絵馬は奈良時代からあったんですね。

神社に「神馬舎」があるのを見たことある人は
いますか?
あれは、神馬を奉納していたことの名残なんです。

関東では、絵馬に屋根を付けていたとお話ししましたが
屋根は神馬舎を表していたんですよ。

時代とともに変わる絵馬

絵馬
絵馬は時代の流れと共に、
いろいろと変わっていきました。

それぞれの時代の流れを見ていこうと思います。

平安時代

現在は、神道(神社)と仏教(お寺)は明確に分かれていますが、
平安時代は神道と仏教が混ざり合った独特の宗教が存在していました。
その為、観音菩薩も神様と同じように馬で現れるという説が広まり
お寺でも絵馬を納める風習が生まれたのです。

安土桃山時代

安土桃山時代に入ると、
絵馬は著明な絵師が描いた本格的な物が
人気を集めるようになりました。

それを展示するため、絵馬堂が作られた程です。
絵馬堂が作られたことにより、
絵師たちは技を競い、新たな作品を作る原動力となりました。

京都北野天満宮の絵馬堂は、
1608年に豊臣秀頼が造営したもので
現存する絵馬堂の中では一番古いです。

江戸時代

現代のような家内安全、商売繁盛などの
現実的な願い事をするようになったのが江戸時代だと言われています。

そして今と同じように、
木でできた小さな絵馬を奉納するようになりました。

絵馬自体は奈良時代から存在していますが、
現在と同じようになったのは江戸時代からだったんですね。

まとめ

絵馬
絵馬の由来や起源についてまとめてみましたが、
いかがでしょうか?
思ったよりも昔から、
絵馬は存在していたんですね。
ちょっとビックリです。

神馬舎や絵馬堂など、
昔の名残が残っている神社もあります。
近くの神社にそれらがあるなら、
一度眺めてみるといいかもしれませんよ。