早春、他の花(特に桜)に先駆けて咲くところから、『花の兄』『春告げ草』の別名を持つ梅。

ようやく寒さが和らぎ始める頃に花を咲かせる梅は、桜に負けず劣らず美しく、春の訪れを感じさせますね。

江戸時代以降、『花』と言えば桜になりましたが、奈良時代以前は『花』と言えば梅だったのだそうです。

2017年の春は、桜の花見に先駆けて、観梅で一足早い春を感じてみてはいかがでしょうか。

そこで、関東の梅の名所の見頃と穴場スポットについてお届けします。

関東の梅の名所と見頃

梅

関東一円には、梅の名所と言われる庭園や神社、梅林がたくさんあります。

その中から、選りすぐりの名所をお届けします。

偕楽園 (茨城県水戸市)

梅と言えば偕楽園、と言っても良いのではないでしょうか。

毎年、梅の季節になると、テレビニュースなどに、季節の風物詩として取り上げられますよね。

見頃は、2月下旬から3月下旬です。

2017年も水戸の梅まつりが、2月18日(土)~3月31日(金)に、偕楽園と旧水戸藩藩校、弘道館を会場として催されます。
会期中の週末には、『観梅デー』として、野点茶会、武道演武、ひな流しなどのイベントが行われます。

第121回 水戸の梅まつり

【お問い合わせ]
偕楽園公園センター(茨城県水戸土木事務所 偕楽園公園課)
TEL:029-244-545/FAX:029-244-5866

湯島天神(東京都文京区)

昔から江戸の庶民に親しまれてきた観梅スポットで、今も都内随一の梅の名所として人気の湯島天神。

天神様として祀られる菅原道真公と飛び梅の故事にならって、どこの天神社にも梅がありますが、湯島天神も例外ではありません。

梅の本数は300本とあまり多くはありませんが、白梅が有名で、境内のそこかしこに咲き誇る白梅は、雪と見紛うばかりです。

湯島天神の見頃は2月中旬~3月上旬で、例年、約1ヶ月に渡り、梅まつりが開催されます。

開催中、土日には野点や白梅太鼓の演奏を始めとした各種奉納芸能等も盛大に執り行われて、例年延べ40万人が訪れる関東有数の梅の花の名所です。

梅の花を楽しみ、学問の神様天神さまに絵馬など奉納し、学業成就や合格祈願をするのも良いですね。

湯島天神

【お問い合わせ】
TEL:03-3836-0753/FAX:03-3836-0694

三渓園(神奈川県横浜市)

明治から大正時代にかけて財を築いた原富太郎氏の旧邸宅です。

広大な園内に、京都や鎌倉から移築された伝統的な建築物が配置され、またたくさんの花木が植栽されていて、美しい庭園です。

梅の名所としても知られており、約600本の紅梅白梅が見事な花を咲かせます。

また、臥龍梅(がりょうばい)、緑萼梅(りょくがくばい)といった珍しい梅もあり、見所となっています。

見頃は、例年2月上旬~3月上旬で、観梅会が催されます。

期間中の土日祝日には、持ちつきやお囃子などのイベントもありますよ。

三渓園HP

【お問い合わせ】
TEL:045-621-0634

曽我梅林(神奈川県小田原市)

関東でいち早く見頃を迎える曽我梅林は、中河原梅林、原梅林、別所梅林の3つの梅林の総称で、約35.000本もの梅が植栽されています。

雪を頂く富士山と箱根連山を背景として見る梅の花は、また格別で、写真スポットも多数ありますよ。

見頃は、2月初旬から3月初旬です。

曽我の里別所梅林では、2017年2月4日(土)~3月5日(日)に梅まつりが開催されます。

会期中、原梅林では、恒例の流鏑馬も行われます。

曽我の里別所梅林

【お問い合わせ】
曽我別所梅まつり観光協会 神奈川県小田原市曽我別所282
期間中のお問い合わせ先 TEL:0465-42-1965 総合案内所

関東の梅の穴場スポット

関東

関東には梅の名所と呼ばれる場所がたくさんあり、ご紹介しきれなかったのですが、ここはやはり、『穴場スポット』もご紹介しておきたいと思います。

箕郷梅林(群馬県高崎市)

関東はもちろん、全国でも有数の規模を誇る梅林です。

関東平野を一望する丘陵に、白梅を中心に約10万本の梅の花が咲く、穴場スポットというにはもったいないような観梅スポットです。

榛名山の南山麓に広がる箕郷梅林は、食用とされる梅なのですが、花の見頃には、みさと梅まつりも開催され、梅見茶会や地元物産展等も行われます。

もはや名所としてご紹介してもいいような穴場スポットです。

見頃は、3月中旬~下旬と、関東の梅の花の名所の中では遅く、またお弁当やお酒の持ち込みも許可されていますから、春の陽気の中、梅の花でお花見を楽しむのもおすすめです。

箕郷梅林

湯河原梅林(神奈川県湯河原町)

幕山の山裾に広がる約4,000本の梅林です。

湯河原と言えば関東有数の温泉地ですから、温泉旅行を兼ねて早春に訪れ、温泉と梅の花を一緒に楽しむのも良いですね。

関東の他の名所に先駆けて見頃(3月中旬~3月中旬)を迎える湯河原梅林では、2017年2月4日(土)~3月12日(日)に梅の宴というイベントが開催されます。

湯河原梅林限定の梅ソフトや地元特産品等がお求めになれます。

期間中、和太鼓の演奏や、狂言の宴などが催されるほか、3月8日(水)~3月12日(日)の午後7時からはプロジェクションマッピングも行われますので、夜の観梅も楽しみですね。

湯河原梅林 梅の宴

【お問い合わせ】
一般社団法人 湯河原温泉観光協会
〒259-0314 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上566 湯河原観光会館2階
TEL:0465-64-1234 / FAX:0465-63-1716
営業時間:平日8時30分~17時15分 / 土・日・祝10時~16時

高尾梅郷(東京都八王子市)

旧甲州街道沿い約4.5kmに点在する関所梅林、天神梅林、湯ノ花梅林、木下沢梅林、小仏川沿いの遊歩道梅林を中心に、約10,000本の梅が咲き誇る高尾梅郷

中でも、木下沢梅林は、約1,400本の紅梅・白梅の木があり、開花の時期にはパステルカラーのパッチワークのような景色が広がります。

例年、2月下旬から3月下旬が見ごろで、3月中旬(2016年は3月12・13日でした)に、高尾梅郷梅まつりが開催されます。

梅まつりでは、各梅林で露店が出て、関所梅林では琴の演奏や野点が行われます。

また4つの梅林を巡り、抽選で賞品が当たるスタンプハイク、梅の加工品や甘酒の販売も行われます。

高尾梅郷梅まつり http://www.city.hachioji.tokyo.jp/kanko/event/027115.html

【お問い合わせ】
高尾梅郷梅まつり実行委員会 電話 080-6758-1187
産業振興部観光課
電話:042-620-7378 ファックス:042-627-5951

まとめ

名所

関東の梅の名所&穴場スポットをご紹介しました。

ここでご紹介しきれなかった名所・穴場スポットもたくさんありますから、いろいろ探してみるのもいいですよ。

意外とお近くに、穴場スポットがあるかもしれません。

2017年の春は、まず観梅で早春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。