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こんにちは。
元パラリーガルの田中です。今日は婚姻関係〜主に離婚問題についてお話ししたいと思います。
今回は、新婚だけど離婚を考えざるを得ないというレアなケースです。

新婚、なのに離婚を考えるきっかけ

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誰しも新婚当初は、これから夫婦2人で幸せな家庭を築いていこう!という希望に満ち溢れていますよね。

また、愛情もマックスであるので、早く子どもが欲しい、という感情もごく当たり前に湧き出てくることでしょう。

ですが、もし、夫婦の片方が夫婦関係を望んでいない、いわゆるセックスレスの場合、どうなるでしょう。

セックスレスの現状

加湿器の臭い

某女性誌が30歳から59歳までの男女にアンケートした興味深い結果を紹介します。

夫婦円満である家庭でも、全体でセックスレスの割合が59パーセントにも上るというものです。
なお、30代では47パーセント、40代では59パーセントと年齢を重ねるごとにその割合が増加しています。

ネット上でも、よく目にするようになったセックスレスという現象が、夫婦円満な家庭でこれほどまでに浸透しているとは驚きですね。
つまり、セックスレスは特別なものではなく、ごく日常的に、どのような家庭にも起こりうるということです。

新婚、子どもなし、離婚するには?

時計

セックスレスが離婚の原因となっている場合、どのような手段が取れるのか、考えていきましょう。

婚姻無効

形式的なこと
結婚〜専門的には婚姻と言います〜をする際、婚姻届を出しますね。
もし届を出さなかったら、もちろん成立しません。

形式的なようですが、婚姻届は、婚姻を成立させる要件となっており、
婚姻が契約であるため、要件を満たしていない、届出をしていなければ、当然婚姻関係は発生しません。

(しかしながら、婚姻届提出において、届出の意思のみならず、夫婦関係の設定を欲する意思までも必要であると判断されています。)

実質的なこと
現代社会において、結婚相手を間違える、取り違えるという事件事故は発生しない、と言っても過言ではありませんが、要件として、人違いその他の事由によって当事者間に婚姻をする意思がない時、婚姻無効が成立する可能性があります。

つまり、セックスレスが、婚姻無効の成立要件の「その他の事由」に当てはまるということを証明すればいいわけです。

離婚手続き
相手方と話し合いができる状況であれば、協議離婚できます。

一方、裁判上認められる離婚原因は5つあります。

配偶者に不貞行為があった。
配偶者から悪意で遺棄された(捨てられた)。
配偶者の生死が3年以上わからない。
配偶者が強い精神病になった(生活困難)。
その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

この、どれかに当てはまれば、裁判所で離婚が認められます。

まとめ

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婚姻関係にある夫婦において、夫婦生活は大切なものです。

ましてや、一方が子どもが欲しいと願う配偶者である場合、
セックスレスという現状では、夫婦間に婚姻における合意があったとは言いがたく、
調停や裁判で離婚が認められる可能性は高いと思われます。